2014/02/11

NEX-5N用に薄型新標準ズームレンズSELP1650を買ったのでレビューとか

NEX-5Nの標準ズームレンズ、SEL1855(E18-55mm F3.5-5.6 OSS)は気軽に鞄に突っ込んで持ち運ぶには少し邪魔なので
NEX-5R以降の新型標準ズームレンズ、SELP1650(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)を購入しました。



以下、主にSEL1855との比較を中心としたレビューです。


SEL1855より小さい

沈胴式。プロテクターとステップアップリング装着状態。
電動沈胴式レンズなので小さい(NEX-5Nボディの液晶面からレンズキャップ先端まで約68mm)です。色が黒いのでブラックボディに合います。
動作は高速で電源ON/OFFでストレスなく伸縮しますが流石にSEL1855のほうが撮影までのタイムラグは短いです。
ズームも電動なのでリング又はズームレバーで行います。フォーカスモードをDMFにした場合はリングでズーム→半押し後はリングでピント修正が可能なのでズームレバーには基本的に触りません。
リングを回す速度でズーム速度も変わるので操作にはすぐに慣れますが、電源OFFやスリープでレンズが収納状態になるとまた16mmに画角が戻ってしまいます。
また現在の焦点距離は液晶に表示されます。
流石にE16mm F2.8(SEL16F28)と比べると長いですが、光学式手ぶれ補正が内蔵されています。


SEL1855より軽い

約194g→約116gとなり軽くなっています。全長が短縮された分、重心が手前側に来るので数字以上に軽く感じます。


SEL1855より広角

換算24mmスタートなので特に室内では使いやすいです。SEL16F28が余計にワイコンの土台になります。


フィルタ径が異なる

NEX用のEマウントレンズ標準49mmではなく、40.5mmです。
ちなみにSEL1855キット付属のバヨネット式レンズフードは装着できません。
私はレンズキャップやフィルタを他の交換用レンズと共通化する為、ステップアップリングで49mmに変換しています。
せっかくの薄型レンズの厚みが増えると困るので、使用しているのは薄型なKenkoプロテクターPRO1D(49mm)とKenkoステップアップリング40.5-49mm(P=0.75)の組み合わせです。




SEL1855より暗い

F値はSEL1855と同じF3.5-5.6ですが、何となくF値が大きくなりがちだと感じたので測定してみました。

F値 [SELP1650]  [SEL1855]
3.5 16-18mm   18-21mm
4.0 18-23mm   21-33mm
4.5 23-29mm   33-45mm
5.0 30-35mm   45-54mm
5.6 35-50mm   54-55mm

*データは実測値なので多少の誤差はあります。
実際にSELP1650はSEL1855より前玉が小さいせいか暗かったです。NEXは高感度に強いので問題にはなりませんが40mm付近の画角だと少し気になります。


SEL1855より素の性能は低い

RAWデータを見ると周辺光量落ちも大きく、収差も凄いです。特に16mmで撮影したものは補正無しでは使用できません。
ソニーもそれを認識しているのか、JPEGでの撮影時はレンズ補正(歪曲収差)が強制されて無効に出来ません。
基本的に各種補正(周辺光量、倍率色収差、歪曲収差)が必須のレンズですが、ちゃんと解像しているので補正後の画は綺麗です。


SELP1650まとめ

SEL1855より良い点:小型・軽量・広角・黒い
SEL1855より悪い点:暗い・電子補正ON必須

気軽に持ち出してJPEGで撮影するには良いレンズでした。旧型のNEX標準レンズを使用していて、APS-C機はやっぱり重くて嵩張ると感じている人にはオススメできます。

RAWで撮りたい場合はSEL1855のほうが優秀ですが、標準レンズが全面的に切り替わったという事はそういった用途にはVario-TessarなSEL1670Zを買ってくれという事なのでしょう。